
Nikon FM3A
6月9日(ロックの日)
ようやく熊本でもロードショーになった、山下敦弘監督の「松ヶ根乱射事件」を観てきました。わずか1週間の公開ということで、当初は「監督・ばんざい!」か「大日本人」を観るつもりだったんだけど、残念ながらそちらは後回しに・・・。
で、松ヶ根乱射事件、これがなかなかすごい映画だったとですよ。
山下監督、やっぱりすごい才能っ。20代でこんな映画撮っちゃうなんてね・・・。
これから観る方もいるかもしれないので詳しくは書けませんが、前作「リンダリンダリンダ」が明サイドというか、ちょっとよそ行きな感じだった(そこが奏功していたのだけど)のに対して、今作は山下監督本来の(?)ダークサイドな作品。予想通りのブラックなコメディなんだけど、この人が描く、人間のどうしようもないおかしさ・滑稽さ、切なさとかってホントに素晴らしい。キャスティングも完璧だし、この監督の「間」、いわゆる「オフビートな笑い」ってのはもう「開けたら最後、You Can't Stop!」な感じです。あ、そういえば今回は僕の大好きな怪優・山本浩司氏が出てなくてちょっと残念だったな。
まあデートで観に行くには明らかに不向きな映画なんでしょうけど、またDVDで観たいなあ。この手の映画を観ると、映画好きな男友達と酒を飲みながら「このシーンはああだ」とか「ここのカメラはどうだ」とかいいながら観てた学生時代が少し懐かしくなります。最近はそんなこともなくなったなぁ。誰かと話したいのに下通りを歩いて一人で帰るのが若干寂しかったような・・・。一人でいろいろ考えてるうちに、撮ってる側がうらやましくなったりして。
次回作「天然コケッコー」はおそらく明サイドな映画になってるんだろうけど、こちらもますます楽しみ。「天然コケッコー」はきっといろいろな人にお薦めできる映画だと思います!
そういえば、音楽をPascalsが担当してた!
Pascalsってのは、僕が実は好きだった「たま」というバンドの石川浩司さん(分かりやすくいうと、たまのランニング)が在籍していたりする、総勢15人ぐらいのチンドン屋みたいなオリエンタルアコースティックオーケストラな楽団なのです。で、そのPascalsの音楽は映画のユーモアにぴったりでよかったのですが、今日は別の話を・・・。
僕は2、3年前に新宿のタワーレコードでたまたまインストアライブを観たのですが、かなり衝撃的だったのです。まあ「たまのランニング」を生で観るってだけでも相当衝撃的だとわかっていただけると思うのですが・・・だって石川さん、曲の頭っからパーカッション(バケツとかを叩く)適当だし、途中から猿の人形と遊んでるだけだったし。
で、そのときにおまけでもらったフランスツアーの音源のCD-Rに収録されている「ムーンリバー」(ティファニーで朝食をのアノ曲です)がホンに素晴らしいとですよ。
ストリングスの旋律に絡むピアニカやおもちゃの楽器の自由な音。不思議な架空の生き物の鳴き声のようなボーカル。ショボショボで頼りないんだけど、その静謐な美しさといったらもう感動的ですらありまして。夜遅くに部屋で聴いたりすると、もう「ロマンチックがとまらない」です。
で、その音源ってもうどこでも手に入らないし、日本全国でもせいぜい百人くらいしか持ってない激レア音源なわけで、「いいだろー」って話。
はい、誰もうらやましくないですね。すんません。
なんか今日は本文長い上に、ちょっとマニアックなネタばかりになってしまいました。
追記:ブログの写真、相変わらずパリ/ロンドン旅行の写真を載せてます。
本文と全く関係なくてすいません。
今日の写真はエッフェル塔の下の公園で。
ベタなフランス映画の1シーンみたいだけど結構気に入ってます。